ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは
ケミカルピーリングとは、サリチル酸、グリコール酸、乳酸などの酸性の薬剤(化学薬品=ケミカル)を皮膚表面に塗布し、古い角質や、毛穴に詰まってしまった老廃物などを溶かしてはぎ取る(=ピーリング)治療法です。
私たちのお肌は、ターンオーバーと呼ばれる一定のサイクルで生まれ変わっていますが、紫外線やストレス、加齢などの要因により、ターンオーバーが崩れる場合があります。すると、「にきび」や「くすみ」など、様々なお肌のトラブルが現れます。
ケミカルピーリングを行うと、このターンオーバーが整えられます。それにより、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどといった、お肌の弾力を保つ成分が生成されやすくなり、「しみ」や「くすみ」、「にきび」、「小じわ」など、様々なお肌のトラブルを改善することが望めます。同時に、きめが整い、透明感も出、お肌が白く見えるようになることも期待できます。
また、毛穴の詰まりを引き起こしていた角栓も除去され、毛穴の詰まりが容易に解消されるようになります。 さらに新しい肌のターンオーバーが促進されることで、すり鉢状となっていた毛穴周辺の角質層も早く健康的な状態に整い、毛穴も引き締まってきます。
ケミカルピーリングのポイント
- お肌のターンオーバーを正常化します
- 毛穴を引き締めます
- 「しみ」や「くすみ」を薄くしていきます
このような方におすすめ
- しみやくすみが気になる方
- 毛穴の開きや黒ずみが気になる方
- にきびや、にきび跡に悩んでいる方
施術時間・リスクなど
- 所要時間
- 20分~40分程度
- 痛み
- 施術中は、多少ピリピリとした感覚がある場合があります。
- 治療間隔
- 2~3週間に1回程度で、定期的な施術(計3回程度)を推奨しています。
- 副作用
- 数日、赤みや乾燥が残ることがあります。
費用(税込)
ケミカルピーリング | 10,000円 |
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コラーゲンピール
(マッサージピール)
コラーゲンピール(マッサージピール)とは
コラーゲンピールは別名マッサージピールとも呼ばれるもので、ケミカルピーリングのひとつです。イタリアで開発されたこの治療法は、従来のケミカルピーリングのようなフロスティング(皮むけ)のダウンタイムがほとんど無く、薬剤を塗るだけで肌質を改善するという画期的なものです。
コラーゲンピーリングで使われる薬剤「PRX-T33」は、従来ピーリング材として考えられていた高濃度トリクロロ酢酸(TCA)に、低濃度過酸化水素(H2O2)を配合したもので、イタリアのDr.Rossana Castellanaにより10年にわたる臨床研究を経て開発されました。
この配合により、TCAの強いピーリング作用は抑制されつつも、表皮や真皮においては生体を活性化させる効果を発揮。他のピーリングとは異なり、皮膚の剥脱がないため、ダウンタイムもなく、お肌にハリを取り戻し、毛穴の引き締めやにきび跡の改善、色素沈着の改善などが望めます。国際特許も取得しており、さらにCEマーク(EU加盟国の基準適応マーク)も取得している、安全性を認められた治療法です。
コラーゲンピールのポイント
- 紫外線や加齢で老化した肌のハリ感・弾力の向上、たるみ引き締めなどの若返り効果があります。
- 小ジワや、乾燥肌の改善が望めます。
- 色素沈着を改善し、くすみを軽減し、美白効果が期待できます。
- 表皮を滑らかにし、にきびや、にきび跡を改善します。
こんな方におすすめ
- 注射やメスを使わない、痛くない、怖くない若返り治療がしたい方
- 短時間で即効性のある治療がしたい方
- ダウンタイムなく、ケミカルピーリングをしたい方s
施術時間・リスクなど
- 所要時間
- 治療時間は20分~40分程度です。
- 痛み
- 薬剤を塗っている際に、少しピリピリとした感じがすることがありますが、すぐに収まります。
- 治療間隔
- 2~3週間に1回の頻度で、計5回程度、定期的な施術を推奨しています。
- 副作用
- 白い斑点状のもの(皮下気泡)が現れる場合もありますが、すぐに消失します。赤みや乾燥が2~3日程度続くことがあります。数日後、薄皮がむけることもあります。
費用(税込)
コラーゲンピール | 20,000円 |
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ピコトーニング
ピコトーニングとは
ピコレーザーを低出力でお顔全体的に照射する方法で、皮膚の色調を整え(しみを薄くし)たり、しわや毛穴の改善を図る施術です。
ピコレーザーとはピコ秒(=1兆分の1秒)単位でレーザーが照射可能なマシンで、必要以上の熱を発生させることなくメラニン色素を極小レベルで粉砕でき、顔全体のメラニン生成を抑えて、お肌を美白へと改善することが望めます。
従来のレーザーに比べると、低出力での照射のためお肌への負担が少なく、広範囲・均一に照射が可能で、出力の強い照射だと悪化してしまう可能性のある肝斑や薄いしみにも対応できるものとなっています。このように、低出力の照射による顔全体の治療法を「レーザートーニング」、さらにそれをピコレーザーで行う施術をピコトーニングといいます。
ピコトーニングのポイント
- 施術時間を短く抑えることができます
- 一度でお肌の色の改善効果を感じられます
- 他のレーザーと比較し、ダウンタイムを最小限に抑えられます
このような方におすすめ
- これまでのレーザー治療では、あまり効果を感じなかった方
- 従来より早く・よりお肌の改善の効果を実感したい方
- 今までのダウンタイムが長く、苦痛に感じていた方
施術時間・リスクなど
- 所要時間
- 治療時間は5~15分程度 症状に合わせて照射しますので、多少前後する場合があります。
- 痛み
- わずかですが痛みを感じる場合があります(ゴムではじく程度)。ご希望により、麻酔(お肌に塗るタイプのもの)を使用します。
- 通院回数
- 1回でも改善の効果を感じることはできますが、お肌の根本的な改善を目指し、持続的な効果を期待される場合は、定期的な施術が望ましく、4週間に1回、計5~10回の施術を推奨しています。
- 副作用
- 熱エネルギーを照射するため、一時的に乾燥します。そのままにしておくと多少の赤みや、軽い湿疹が出現することがありますが、数日で消失します。施術後は丁寧に保湿するようにしましょう。
費用(税込)
ピコトーニング(全顔) | 35,000円 |
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ピコフラクショナル
ピコフラクショナルとは
ピコレーザーを格子状に配置したスポットで強く照射し、肌のターンオーバーを促進することで肌質の改善を目指す治療です。
ピコトーニングがしみや肝斑など、顔の全体のくすみなどを解消して美白を目指すもの、ピコスポットがピンポイントでしみの改善を図るものであるのに対して、ピコフラクショナルは、にきび跡など、お肌の凹凸を改善したり、毛穴を引き締めたりすることで、お肌の質を改善し、ハリやキメを改善したりする作用をもたらすものです。
ピコフラクショナルでは、高密度のピコレーザーを照射することによる衝撃波で、表皮内に微小な空洞が作られます。その空洞の刺激で、コラーゲンの増殖が活性化し、肌の弾力に関わるエラスチンも生成されるようになります。これにより、皮膚細胞の再生力も活性化、肌質改善につながる治療となっています。
使用するピコレーザーは、従来のレーザーと比べて熱発生がほとんどなく、FOCUS照射(フラクショナル照射)ができるハンドピースがあり、施術中の痛みも抑えられています。また照射後の赤みや黒ずみといった皮膚へのダメージも最小限となっており、お肌の表面を傷つけずに真皮のコラーゲンやエラスチンを増加させ、しわやにきびの跡、毛穴の開きなどを改善します。
ダウンタイムも1日前後と少なく成っているのも特徴です。従来の治療をおけるデメリットを改善した、注目すべき治療法となっています。
ピコフラクショナルのポイント
- 短時間の照射で高い効果が見込め、皮膚表面へのダメージも少なく抑えられます
- ダウンタイムが約1日と短く、日常生活への影響を抑えられます
- しわ・にきび跡・毛穴の開きなど、肌質改善の作用があります
こんな方におすすめ
- 何かと目立つ小じわや毛穴の開きを改善したい方
- しみや肝斑、にきび跡を改善し、ハリやキメなど、お肌の質感をアップしたい方
- 加齢による肌の衰えを改善したい方
施術時間・リスクなど
- 所要時間
- 30分~60分程度(問診等も含みます。範囲によりますが、施術時間は10分程度です)
- 痛み
- 痛みはほとんど抑えられていますが(ゴムで弾く程度)、麻酔クリームまたは麻酔テープを使うことがあります。
- 治療間隔
- 1回でも高い効果が期待できますが、2~4週間に1回のペースで、計1~5回の治療をお推奨しています。
- 副作用
- 痛み、赤みなどが出る場合があります。
肌表面へのダメージはほとんどありませんが、術後には薄いかさぶたができます。赤みやヒリヒリ感なども現れますが、当日には収まります。
費用(税込)
ピコフラクショナル(全顔) | 40,000円 |
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CO2レーザー
CO2レーザーとは
CO2レーザーは、水に吸収され反応する波長(10,600nm)により、水分を持った皮膚組織で熱反応を起こし、それにより蒸散による患部の組織除去や切開を可能にした医療レーザー機器で、近年では様々に進化した機器が登場していのます。
ほくろの除去では、とても有効な治療法で、CO2レーザーの蒸散作用により、瞬間的にほくろ部分の組織を除去します。また熱凝固作用により、出血も起こりにくく、周辺の皮膚や深部組織には影響を与えずに、短時間で治療できるのが特徴です。メスで切除した場合よりも傷跡が残りにくく、治癒にかかる時間も比較的短期間になる傾向にあります。
CO2レーザーのポイント
- メスによる切除より傷跡が残りにくい傾向です
- 出血が少なく、治癒にかかる時間も短くなっています
- 麻酔も使用し、施術中の痛みが少なくなっています
このような方におすすめ
- 盛り上がったほくろで悩まれている方
- ほくろをしっかりと取りたい方
施術時間・リスクなど
- 所要時間
- 治療時間は5分~10分程度ですが、照射数や範囲により幅があります。
- 痛み
- ご希望に応じて麻酔クリーム、またはアイス冷却を使用します。
- 施術期間
- 1回の施術で取り切れない場合は複数回に分けて除去します。その場合、3カ月くらい間を置くことがあります。
- 副作用
- 個人差はありますが赤みや内出血、かさぶたができる場合があります。ほとんどが数日間でおさまります。
治療部位が赤く腫れて痛む時には、抗生物質を内服していただく場合があります場合があります。
費用(税込)
直径3mm未満 5個まで | 25,000円 |
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直径3mm以上 5mm未満 3個まで | 25,000円 |
直径5mm以上 1個 | 25,000円 |
5mm未満 20個まで | 70,000円 |
ダーマペン4
ダーマペン4とは
ダーマペン4とは、髪の毛よりも細い超極細針を電動でコントロールし、肌に微細な穴を無数に開けることで、皮膚の創傷治癒効果(自然治癒力)を高め、お肌のターンオーバーを正常化させる治療法です。ちなみにダーマペンは2010年に登場し、ダーマペン4はその最新モデルとなっています。
治療の過程でコラーゲンやエラスチンなどの生成が促され、皮膚の再生が活発に行われるようになります。また、開いた見えない穴に、成長因子やヒアルロン酸、ビタミンなどの美肌成分を含んだ薬剤を浸透させます。それらにより、しわやたるみ、ニキビ跡、毛穴の開きなどが改善され、肌老化の改善やエイジングケア効果が期待できます。
またドラッグデリバリー(薬剤を肌深部に浸透させる。)機能に優れており、お悩みに合わせた薬剤をお肌の深部に届けることができます。(ヴェルヴェットスキンなど参照)
ダーマペンのポイント
- 肌のターンオーバーを正常化し、コラーゲン生成を促進します
- ダーマペン4はアメリカFDAにも承認された安全な医療機器で、痛みの少ない治療が可能です
- お肌の症状やお悩みに応じて、美容成分を選べます
このような方におすすめ
- 小ジワやたるみなど、お肌の老化を改善したい方
- にきび跡や毛穴の開きをしっかりと治療したい方
- ハリや弾力、ツヤのある美肌を取り戻したい方
- 全体を美白したい方
施術時間・リスクなど
- 所要時間
- 30分~60分程度(範囲によります。洗顔や麻酔の時間は含みません)
- 痛み
- 麻酔クリームまたは麻酔テープを使用することで、痛みはほとんどありません。
- 治療間隔
- 1回でも効果は期待できますが、3~4週間毎、計3~6回程度行うことを推奨しています。
- 副作用
- 治療後、ヒリヒリとした痛みが出る場合があります。長い針を使用した場合、数日から1週間程度、痛みや赤みなどが出る場合があります。
費用(税込)
ダーマペン4(全顔) | 30,000円 |
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snow flower bloom(オプション) | 15,000円 |
ヴェルベットスキン
(ダーマペン+コラーゲンピール)
ヴェルベットスキン(ダーマペン+コラーゲンピール)とは
ヴェルベットスキンとは、ダーマペン4とコラーゲンピール(マッサージピール)の複合治療です。ヴェルベットとはビロードともいい、そのように滑らかなお肌を目指す治療法です。
ダーマペンは、極細の針でお肌に無数の微細な穴を開け、皮膚の創傷治癒作用を利用して皮膚再生を促す治療法です。その過程でコラーゲンなどを作り出す線維芽細胞が活性化し、肌のハリや弾力アップ、にきび跡の凹み、そして毛穴の開きなどが改善されます。
そのダーマペンの治療後に、マッサージをしながら改善したい部位にコラーゲンピールの薬剤を塗り込んでいきます。これによって薬剤の浸透率がより効果的、効率的になって、コラーゲンの生成がより促進されます。
それぞれの治療を単体で行うよりも、相乗効果によって、ハリ・ツヤに加えて、毛穴も引き締め効果も高まり、より効果の高い、ワンランク上の美容治療を求める方の期待に応えるものとなっています。
ヴェルベットスキンのポイント
- 2つの治療の相乗効果によりビロードのような肌を目指す美肌治療です
- 毛穴の引き締めや黒ずみの改善、にきび痕の改善などが望めます
- 肌のハリの改善や、リフトアップにも効果があります
このような方におすすめ
- 毛穴の開きや、黒ずみが気になる方
- にきびや、にきび痕の凹み改善したい方
- お肌の小じわの解消や、リフトアップを希望される方
施術時間・リスクなど
- 所要時間
- 20分~40分程度です。範囲によって異なります。
- 痛み
- 施術中少しチクチクとした痛みを伴うことがあります。麻酔クリームなどの使用で和らげることができます。
- 治療間隔
- 1回でも効果は実感できますが、2~3週間に1回の頻度で計5回程度、定期的な施術を行うことで、より効果を実感できます。
- 副作用
- 個人差はありますが、赤みや乾燥が2~3日程度、続く場合があります。
費用(税込)
ヴェルベットスキン | 45,000円 |
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